生意気なDomには躾を 【うじ抹茶】

タバコ、パチンコ、そして女遊びばかりするフリーターのリク。
相手を支配することを好むDomとして誰もを伏せてきた彼は毎日自分の好きなように相手を使い、ストレスの無い日々を送っていた。

ある日、自宅のボロアパートでいつも通りセフレの女性とセックスをし、タバコを吸っているとインターホンが鳴る。
玄関を開けるとそこにはメガネをかけた若い男が。

「喘ぎ声がいつもうるさいんですけど。」
「なんだよ。じゃあ、あんたが相手してくれんの?w」
「…別に、いいですよ。」
「……は?」

どうせこの男も俺の命令には逆らえない。
…あれ…効かない…?そんなはずは…俺はDomだ……ッ!!

この世界にはDom(ドミナント)とSub(サブミッシブ)の人間が存在する。

●Dom…相手を支配することに快感を覚える者。
○Sub…相手に支配されることに快感を覚える者。

これらはその人が育ってきた環境や経験によって決まり、可変である。

●Domの特徴
Domには階級があり、第3階級者〜第1階級者まで存在する。第1階級に属する者が最も力を発する最上級者であり、他の階級に比べて最も人口が少ない。
最上級のDomは”眼力”やオーラだけでも誰もを支配下に置けるため、何かしらの”物”を使って力を抑えてる者が多い。
また、Domは相手とプレイを始める前に『指パッチン』をすることでSub、もしくは自分よりも下級のDomのみを支配することができる。
もし、相手が自分よりも上級のDomの場合は効果は発揮しない。その際、階級の低い方のDomはその時だけ”Sub化”する。

○Subの特徴
Subに階級は無く、穏やかな人が多い。ただ誰かに支配されることを好む。
Domの『指パッチン』が効いたSubは、自分の意思が無くなり、Domの指示に従うことしかできなくなる。そして、プレイ中は快感のみを感じるようになる。
逆にSubがDom化することは極稀であり、事例はほんの数件しか無い。


◆指パッチンについて
この世界でDomが使用する指パッチンとは、一種の催○のようなもの。
両者が交わる前にDomが使用することでSub、もしくは自分よりも下級のDomを自分の指示に従わせることができる。指パッチンの効果が効いた者は、Domがプレイをしている間中、催○状態に入りDomの指示に従うことしかできなくなる。プレイが終わると同時にSubの催○状態は解ける。

両者が初めて交わる際は指パッチンの効果が効きにくく、プレイの最中に複数回行う必要がある。そうすることでSubはDomの指示が気持ちよく感じてくるようになり、信頼関係が築かれていくと指パッチンが無くても心地よいプレイができるようになる。

◆パートナー制度
DomとSubは”パートナー”になることができる。
パートナーになると、他者と交わることは許されない。
パートナーの証としてSubは【首輪】をつけることが義務化されており、Domはその首輪の鍵をトラブル発生時にすぐ外せるよう、常に所持していなければならない。

○リク(受)28歳　CV.うじくん
タバコ、パチンコ、女遊びが好きなフリーター。
生まれつきDomの気質を持ち合わせており、プライドが高く、負けず嫌い。
性の対象は女性のみ。男性には全く興味がない。むしろ嫌い。
第2階級のDomで、最上級者は見たことも会ったこともないため、大抵の人間は簡単に自分の思い通りにできると思っている。


●カイ(攻)25歳　CV.なし
正社員として仕事し、リクの隣の部屋で平凡な生活を送っている。
普段は温厚な性格を保っているが、実は最上級のDomで、眼力だけで誰もをSubにしてしまうため、メガネでカバーしてる。

隣に住むリクを自分のものにしたくて数ヶ月前からコンタクトを取るタイミングを見計らっている。いつも彼が女性とプレイしている様子を壁越しに聞いていて、『自分よりも弱い人間が支配を楽しんでる様子』が可愛くてしょうがなかった。
彼を確実に堕とすために、彼の性格や弱いところを壁越しに把握し、ゾクゾクしながらその日が来るのを待っている。